わん!








 訓練兵が実習で幾つかの班に分かれることになると当然上位成績者は均等に分けられる。
 ベルトルトはそれが酷く不満だった。
 ライナーと一緒にいられないではないか。
 それなら成績をそこそこ落としてしまえと手を抜けばライナーに叱られる、叱られるだけならまだしも最悪の事態は嫌われる。それだけは避けたい。
 仕方がないのでベルトルトもそれなりに訓練兵として過ごしている。
 何せ動けるし、ライナーの隣に居るのが長かったので彼のような状況判断もかなり的確にできるのだ。
 受動的な姿勢は変わらなかったが、上位成績者としてベルトルトも班内では安心させる存在だった。
 だが。
「…いや、まぁ、構わんっちゃ構わないんだがな」
「えへへ」
 実習が終わればベルトルトはライナーのところへ必ず寄ってきた。
 最近はライナーの班員から「おーいお迎えだぞー」と言われる始末だ。
 ベルトルトの班が早目に訓練を終えれば宿舎の入口でベルトルトはライナーをじっと待っていた。犬か。大型の。





















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多分ギャグ。

ベルライにはまってすぐ書き始めたのが『嘘を捨てて』 『茜差す』と、この『わん!』でした。

やっと全部吐き出せました良かった良かった。良かった…なのかな…?

45話時点で書いていた文はこれで全部です。
これより後は46話読了済みとなります。うっ…(´;ω;`)