バレンタイン短文『戀心』 20060214


「ジロー、今日は何の日だ!!!」
「長太郎の誕生日っ!!」
「当たってるが違うっ!!!!」

(ジローからチョコレートを貰いたいと素直に言えない跡部様)











ある秋の日 20061004



 今日は跡部に植木鉢ごと花を貰いました。
 何ていう花かは良く知らないけど。

「跡部ぇ、今日は跡部の誕生日だよ?」
「おう、良く覚えてたな」
「俺が跡部に何かあげるっていうのなら分かるけどね、何で跡部が俺にモノくれるわけ」
 すると跡部は少し考えて少し笑った。
「誕生日くらいは俺のやりたいようにしてみようと思っただけだ」
 ふうん。
 俺は跡部の言葉が分かったのか分からないのか自分でも分からない。跡部に『やりたいのにできないこと』なんてあるんだろうか。
 とりあえず俺に花を贈るっていうのが跡部の『やりたいこと』らしい。
「貰ってくれるか?」
 それは、もちろん。
 けれど分からない。跡部でも何かきっかけが無ければできない『やりたいこと』なんてものがあるのか。

 植木鉢に咲くのは可愛い白い花。 
 跡部にしてはこじんまりとしたものを選んだなと思った。
「跡部、ありがと」