上司は大概荒っぽいし言葉は足りないし愛想は無いしで部下であるスクアーロは散々苦労させられているのだが、裏表は無いといえば無いのでそういうところは面倒が無くて良いと思っている。
だが今唐突に上司から告げられたこの上司の言葉はとてもじゃないが信じられたものではない。 剣帝を倒した時に切り落とした手の行方は知らなかった。
それを未練がましく考えたことすら無いものの、何故か今になってあの腕はどこへいったのだろうという考えが頭を過った。
すると上司がまさに!頭の中を読んだかのようなタイミングで言ってきた。
「喰った」
「く」
っ、た、だぁ?
おいおいおいそれは揶揄なのかそれともマジなのか!
マジっぽいなぁこのボスさんのことだからよぉ!
でも不安だから一応やっぱり聞かせて!
「ボ、ス、それ喰ったってつまりその…」
するとXANXUSは答えることもせずただ無音で笑った。
これだけ周囲に異端とされ怖れられているXANXUSに対し実はそういう感情を持ったことが無かったスクアーロが、この時ばかりは内心身震いさせられた。
全く不名誉な!
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