スクアーロは度々どこかへ足を運ぶようだった。
 どこへ行くのー連れてけーとたまに言ってみる。
 するとスクアーロは絶対何がしかをオレにくれてやった。少し困ったようにそのくせ楽しそうに笑ってみせて、手の中から出してみせたのは焼き菓子だったり何かの鍵だったり。
「は、鍵?何これ?」
「やるよぉ」
 数日して、その鍵がスクアーロの部屋のものだと知る。
 どうやらマスターキー。ヤツの部屋の鍵はこれ一個。
 ちょっと待って、部屋の鍵まるまる無造作に他人にくれてやるってどういうこと。
 信っじらんない、だってオレ王子だもん!
 あいつ部屋に大事なものとか無くしたくないものとか無いわけー!?

 ヴァリアーにXANXUSってボスがやってきてからスクアーロが何もくれなくなってオレはやっと知る。
 スクアーロが行きたかった場所と欲しかったもの。





















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ベルのことは子供扱い。