dolce








「…なんだこれは」
「ドルチェよーん」
「見りゃ分かる」
「スクアーロが作ったの。珍しいんだから食べてあげてね、ボ〜ス〜」
「珍しいも何もあいつ元々料理くらいはできただろう」
「あの子基本的に必要最低限のことしかしないもの。こういう娯楽作は初めてじゃないの?アタシもちょっと手伝ったけど…卵割るくらい」
「あの手じゃな」
「いつもは右手だけで割ってるらしいけど、今日は卵黄と卵白で分けなきゃいけなくて少し手間だったのよぅ」
「作ったあいつはどうしてんだよ」
「ここへ来る途中でベルちゃんに見付かったのー、マーモンも加わってドルチェを巡ってあっちで大騒ぎだわ」
「フン」
 
「いいじゃない食べてあげて、あの子器用だし失敗はしてないわよ。このカプリ、ボスのところに一番に持ってこようとしてたのよスクアーロ。さすがよねぇ。長い付き合いだけれどこういうのは初めてでしょう。ボスはスクアーロと一番付き合いが長いのよね」
「…俺が居なかった8年を考えりゃ俺があいつと一番付き合いが短いぜ」
「スクアーロはそう考えてないと思うけど。ボスにとってスクアーロは『半年と少し』?」

「―――――そういうふうに考えたことは無ぇな」

「……それ、スクアーロに言ってあげて(くれないわよねボスだもの)いいかしら」
「やめておけ。仕事に手が付かなくなるぞ」
「(何だかんだ言うけどボスってスクアーロに愛されてること自覚してるわよねー)あら、そう?」
「俺がな」

そう言ってXANXUSは皿に添えてあったフォークを手に取った。





















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ほのぼの。
ありがちネタで失礼致しました…。