Dolciumi 20090313


 ベルフェゴールがスクアーロの後姿に飴玉を一つ投げつけた。
 狙った通り後頭部に当たり跳ね上がったところをスクアーロが巧く手を伸ばし収める。
 スクアーロはそれを見て暫く考えた。
「ああ、ホワイトデー」
「いやバレンタインに何もしてないのに何でホワイトデーだと思うのこのカス鮫」
「最近語尾ばっかボスさんに似てくるなぁお前」
「語尾かよ!罵りは語尾かよ!」
 だがこの鈍感さでは罵りたくなるのも無理は無い!
 最近になって随分、XANXUSの感情の起伏のきっかけが分かるようになったとベルフェゴールは自負している。それというものこの作戦隊長さんのお陰である。振り返ると随分付き合いも長くなった。
 思わず溜息の一つもつきたくなるくらいだ。
「ま、オレも大人になったってことですかね」
「あれお前誕生日だったっけ」
「こんの鈍感!」

くそみそBuon Compleanno!











あの日の 20091017


 スクアーロの目から零れ落ちるものがあった。
 それが血まみれのスクアーロの頬を伝ってできた色を生涯忘れ得ぬのだろうとXANXUSは、
「おい」
思って何かを伝えようとした筈だったがそこから記憶は霧散した。
 血と硝煙の匂いの中だというのに酷く静かだったように思う。