デイリーデージー 20100316



 とにかくディーノの肩からスクアーロを引っぺがさないとXANXUSは気が済まなかった。
 スクアーロが「いたいいたいいたい」と繰り返しディーノは「おーい重傷だぜー?」とか何とか言っていたがそれがどうしたと言いたい。
「腕減ってんじゃねぇか」
「あ゛ー義手作り直しだなぁ…」
 髪を引っ張る。
「い゛っでぇ!」
 XANXUSは満足したのか白蘭の部下の治療に当たっているルッスーリアに向かってスクアーロを投げた。
「こっちの方がよっぽど死にそうだわ」
 その後ろではレヴィが心底不服そうな顔をしている。
「相変わらずだね」
 マーモンが言う。
「レヴィの髭はいつから?」
「知らねーよムッツリのことなんて。そーだ、マーモンが居ない間に王子も先輩になったんだぜー」
「センス悪い冗談だね、金取るよ」
 ベルフェゴールは何が嬉しいのかきゃらきゃら笑う。
「あー早くイタリアに帰りたい!」











不必要な理由が必要 20100506


 スクアーロの仕事上がりにXANXUSが来ていた。
 アジトまで歩いて戻る算段でいたのだがああ狂ったなとスクアーロは思った。
 XANXUSが歩くだと、無いだろう。
 ただどういうつもりかも分からなかったので一応「車?」と尋ねれば「帰した」と言われいよいよもって困惑した。スクアーロも車はとうに帰してしまっている。
「何だぁ何か用か、ここら辺に」
 目が合った瞬間どつかれなかったので自分に関しては特に何用でも無いのだろう。
「てめーに用だよドカスザメ」
 わけがわからない。
「何の用だぁ」
「用が無ぇと来ちゃ悪いのか」
「さっき用があるって言ってなかったかぁ!?」
 わざと足音を大袈裟に立ててXANXUSに詰め寄るとXANXUSが手を伸ばしてきたので殴られる、とスクアーロは息を止める。
 しかしXANXUSはスクアーロの眉間に寄った皺を中指で小突いただけだった。
 恐る恐る見上げればXANXUSはいつも通りの傲慢不遜。
 ああやっぱり、わけがわからない。